光回線の通信速度を生かす為に見直すこととは?
皆さんがフレッツ光やauひかりと言った光回線を利用してインターネットをしている中で通信速度が遅い様に感じている方も多いのではないでしょうか?
その様な状況になっている方の中には、新たなインターネット回線へ乗り換える考えを持つ人もいるでしょう。
しかし、光回線で通信速度が遅いと言う状況は、何も光回線だけの問題だけではありません。
光回線の通信速度が遅い原因は他にある?!
多くの人は、光回線の通信速度が遅い原因を光回線だけが悪いと思う方が多くいるのですが、実際は、インターネット回線の通信速度は接続するモデムやルーター、プロバイダ側の問題でも通信速度が低下してしまいます。
モデムの問題を見直す。
モデム機器自体のスペックに問題があることもあり、モデムが古いものならインターネット回線が光回線であっても1Mbps程の異常な低速が見られる場合は、新しくモデムを買い換えることで、通信速度の改善が見込めます。
また、他にモデムでの問題はあり、モデムに接続する接続口がほこりなどで汚れることで、接続するケーブルと接続口の間で挟まり、接続に問題が出て、しっかりと回線を送れていないこともあります。
このような場合は、一旦接続しているケーブルを抜き差しした後再起動してみたり、接続口をきれいにするだけでも通信速度が良くなるケースがあります。
ルーターの問題を見直す。
ルーターを利用して無線LANでインターネットをされている方に限られますが、ルーターでの通信速度が低下する問題は、「電波干渉」や「周辺機器」、「規格」などが原因の可能性があります。
まず、1つ目の「電波干渉」での通信速度の低下は、複数人が他の無線LANを利用している帯域で、自身の無線LAN通信と他の人の無線LAN通信とが、帯域の奪い合いが生じてしまい、無線の通信速度を著しく低下させてしまう現象で、問題解決が最も難しいのが特徴です。
この場合は、周りの環境に左右されてしまうため無線LANで通信速度が安定しない場合は、有線に切り替えるなどして対応するかルーターの規格を新しい最新のとものに買い換えることが最も有効です。
次に2つ目の「周辺機器」での問題は、ルーター自体の問題ではなく、周囲に置いてある機器が無線LAN通信を阻害しているのが原因で、通信速度が低下してしまうことがあります。
特に電子機器などがルーター付近に密集して置いてある場合などは、通信を阻害しやすく、通信障害を起こしてしまう傾向があるため、なるべくルーターの周囲から離れた場所に置くようにしましょう。
最後に、ルーターの「規格」による問題ですが、1つ目の「電波干渉」に関係しており、規格によって電波干渉しにくい、しやすい規格があるのです。
ルーターの規格には記載内容の数字の末尾に「n / g / a / b 」の4つの規格があり、その中で「n」の以外の「g」「a」「b」の規格ルーターは、電波干渉しやすい傾向があるのです。
また、数字も低くければ、低いほど、無線LANの通信速度がその数字の基準に合わすことになりますので、低い規格ほど通信速度が遅くなってしまいます。
そのため、ルーターの規格を見直して買い換えることで、無線LANの通信速度を向上することにも繋がります。
プロバイダを見直す。
光回線の通信速度は、接続事業者であるプロバイダ側が原因となることもあります。
前回の記事にも書いているので、ここでは簡単に解説しようと思います。
前回の記事↓↓
まず、プロバイダの役割は、回線をインターネットに接続させる為の役割を果たす事業者で、インターネット回線の通信速度には直接関係はしていないものの接続させる速度には大きく関わっています。
そのため、どれだけ速いインターネット回線であっても、プロバイダ側がその回線を接続させるのに手間取ってしまってはせっかくの通信速度も意味をなしません。
このプロバイダ側での通信速度の問題は、自分では分かりにくく、他の問題を解決しても通信速度が直らない場合などは把握しやすいのですが、明確には判断するのは難しいのです。
また、プロバイダが問題と分かった場合でもプロバイダを乗り換える以外にこれといった解決方法も少ない為、最終手段として、プロバイダ乗り換えを考えることが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
光回線の通信速度は、安定した高速通信が売りのインターネット回線ではありますが、その通信速度を活かすことが出来ない状況を作ってしまうと、せっかくの光回線も低品質な物になってしまいます。
もし、光回線を利用されていて通信速度が遅いと感じている方は、「モデム」や「ルーター」、「プロバイダ」を見直すことで改善できる場合もありますので、くれぐれもインターネット回線を乗り換えるのを早まらないようにしましょう。